脳梗塞で入院し一月半の後帰宅した父は体の右側の麻痺が少し残り、歩いて移動するのも歩行器や杖を使ってやっとのこと動く。最近では食事以外はほぼベッドにいるので、家の中で動くのはベッドからトイレまで5〜6m。できるだけ自分が補助しているのだが、気づかずにいて何度か夜中に転んだりもしている。
トイレに行くのも命がけ?のような父がやっとのことたどり着いて使用している時に、母も「トイレを使いたい」と、重なることが度々ある。考えてみれば二人ともに毎日ほぼ同じ時間に食事をしているのだからあり得ることなのである。
そんな時は母に少し待ってもらうか少し離れたところにある別のトイレ(二世帯住宅の別の方の、普段兄夫婦が使ってるトイレ)を借りてしてもらっている。
これが逆のことも当然ながらある。母がトイレを使ってる時に父がベッドから起きてきて「漏れるから早く使わせろ」とワガママな王様のごとく、さも自分に優先権があるかのごとくに母を早く退かせようとする。この状況が一番困ってしまう。
この状況の時、母が割と早めに出てきてくれることが多く、そんなときは助かるがいつもそうはいかない。それならば普通に考えれば父にもう一つのトイレに行ってもらえばいいのだが、実はそうもいかないのだ。
父は足腰が弱ってきておりトイレに行って座るにも、またお尻を拭くのもなかなか大変なようだ。お尻の拭き方なんて人それぞれだろうが、父に場合昔から腰を浮かして中腰の姿勢でお尻を拭くのが習慣だったようで、足腰が弱った今も苦労してその姿勢で拭いている。
そんな状態ゆえトイレにはに介護用の手すりを付けてもらっている。この手すりがなければ座ったり立ち上がったりがほぼできない。手すりがあっても立ち上がるのが難しくて自分が手を添えて立ち上がるをしてあげたりもする。
もう一つのトイレには手すりはついていない。だから父には使えないのだ。こちらも手すりを付けてもらえばいいのいだけれど、まれに借りるだけで手すり付けてもらうのは残念ながら難しい。
父と母がトイレが重なってしまう時に困ってしまう話なのだ。でもそれだけでなく自分もそのトイレを使っているのであり、実は自分も我慢を強いられるときもあるのだ。(T_T)
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